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矢印の下の戦争

※9月ごろに、mixiに書いた日記の抜粋です。
 ゲームを知らない人向けに書いた、CoD4の感想です。
 ゲームを知っている人には「今さら」な部分もありますが、こちらに転載してみます。
 (抜粋なので、始まりと終わりがちょっと不自然ですが、お許しを)



昨日のゲームの話なんですけどね、僕が今やってるゲームの話をちょっと。
いったい何のゲームをやっているかというと、「Call of Duty4」というゲームです。(以下、「CoD4」と略します)
いわゆる戦争もののゲームで、一人の兵士になって戦争すると言うゲームなんですよ。
で、このゲームやりながら、戦争についてすこし考えた。というか、考えざるを得なくなった。

そもそもなんでこのゲームに興味を持ったかというと、舞台が現代だから、なんですね。
多くの戦争ゲームが第2次世界大戦を題材にしているのに対し、このゲームは珍しく、現代の設定なんです。
簡単にストーリーを説明すると、『とある中東の国で、クーデターが勃発。親米派の大統領が処刑され、アル・アサドという過激派の男が革命政権を打ち立てる。アル・アサドは裏で旧ソ連のテロリストグループとつながっており、核兵器を保有している可能性もある。それを潰す為に米軍と英軍が中東に侵攻する』という感じです。
つまり、アル・アサド=フセインであり、旧ソのテログループ=アルカイダで、中東のとある国=イラク、という置き換えで、そう、ほんの数年前に起こったイラク戦争をモチーフにした作品なんです。
イラク戦争ってほんの数年前の話。だけどみんな、あの当時のこと覚えてますか?


イラク戦争が勃発した当時、毎日のようにニュースや新聞で戦争について報道されていたじゃないですか。
僕は今でも思い出すんだけど、新聞に「今米軍はイラクのここまで侵攻した」って地図上に矢印が書かれているんですね。
矢印は毎日、少しずつバグダットに近づいていく。
でもニュースで、実際の戦闘の様子が映像で流れることは無い。
日本にいる僕らは実際の現場で何が起こっているか知ることも無く、ただ、矢印の伸び具合だけで戦争の進行状況を知るしかなかった。
僕は思ったんですね。
こうやって真実を隠されて、ただの記号としての矢印で戦争を知るだけで良いものか?
それじゃ対岸の火事としてしか、戦争を感じることができないじゃないか。
僕たちは本当は、この地図の上に書かれた矢印の下で何が起こっているのか、知るべきなんじゃないのか?
そう思って、なんか歯がゆかった。


(余談ですが、こうやってメディアを通してしか戦争を知ることの無い僕らについて書かれた小説、「となり町戦争」という本もあります。なかなかおすすめです)


しかし、戦場カメラマンにでもなって現地に飛ぶような度胸も才能も何も無いので、僕はなんとなくニュースを見、そのうち戦争は終わり、ニュース番組も新聞も次第に他のニュースでいっぱいになり、僕もその時の感情を忘れていったのです。

そして最近のこと。CoD4というゲームの動画をたまたま見た時、僕は身震いしたんですね。
「あの時、あんなに知るべきだと思った矢印の下の世界が、ゲームで完全に再現されてる!!」と。
PS3もXbox360もそうなんですけど、最新のゲームって、本当にリアルなんですよ。
現実と見間違うくらい綺麗なグラフィックで、人間の挙動もリアルそのものなんです。
僕も見てみるまで、正直、ここまですごいとは思わなかった。
これは、やってみるべきなんじゃないか?
ただ単に、ゲームとしてやってみたいのでは、ない。
現代に生きる人間として、知らなければいけないものがそこにあるような気がして、大げさなんだけどそう思って、散々迷ったけど大枚はたいて本体ごと購入したわけだったんです。


まあそれで、やってみた感想。
本当に怖い!
映像も音響も本当にリアルなので、自分が本当に中東のどこかの国で、銃担いで前線に放り出されたような気分になるんですね。
いわゆる「銃弾の雨あられ」なんて表現がありますが、本当の銃弾の雨は、死ぬほど怖かった。
物陰に必死で隠れるんだけど、びゅんびゅん弾が飛び交って、少しでも頭を出そうものなら即死亡。ぜんぜん、戦いに参加できるどころの騒ぎではない。
僕もう怖くてしょうがなくて、物陰で銃抱えてぶるぶる震えてしまって、どうしてこんなところ来ちゃったんだろう?おうち帰りたい、死にたくない、とゲームなのに本当に泣きそうになって、しかしそこへ投げ込まれる手榴弾。1個だけじゃなく、2個3個。うわー!死ぬ!と敵に背中向けて走って逃げ出した。視界の端で、仲間が敵に撃たれてばたばたと倒れていくのを見ながら。ごめん、ごめんねみんな、と心の中で必死に謝りながら、泣きながら僕は逃げた。

これが、戦争か。これが、戦場なのか。矢印の下は、こうだったんだ。

前線から遠く離れたところで、僕は座り込んで、もし今僕が何かの理由で本当に戦争しなきゃいけなくなったら、僕はこうやって逃げちゃうんだ・・・と、絶望的な気分になったのでした。

・・・。

それからゲームやってみてよく分かったんだけど、敵味方大勢入り乱れて戦っていると、誰が敵で誰が味方だか分からなくなっちゃうんですね。
これ、実際の戦争ではどうやって見分けてるの?と。
間違えて味方撃っちゃうんじゃないの?と。
ゲームやってて、僕は味方撃っちゃうこと、時々あるんですよ。ていうか味方に撃たれることもあるし。
実際そんなことあったら、ものすごくまずいじゃないですか?
でも、正直、見分けつかない。
実際、どうしてるんだろう。すごく疑問に思った。

で、調べてみると、実際多いらしいんです。味方への誤射・・・
特に、米軍で多いらしい。
たまにニュースでイラク戦争の戦没者、なんてアメリカの映像流れてますけど、あの中の何%かは、確実に味方からの誤射で死んでるんです。
なんて、やりきれないんだろう。
それもまた、矢印の下の世界の、真実なんです。

とても不思議なんですけど、どこまでもリアルに進化したこのゲームをやっていると、反戦、という言葉が頭にどんどん浮かび上がってきます。
それは多くの人が同じようで、ネット上でも「このゲームの製作者は反戦を訴えたいに違いないよね」という意見を多く見かけます。
たかがゲーム、なのにすごい不思議だなあと思います。
しかしゲームとはいえ、すごく貴重な体験には違いないよな、と思ったわけでした。

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テーマ : Xbox360
ジャンル : ゲーム

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No title

ブログ開設してたんですねぇ。知りませんでした。mixiもやってるんですねぇ。
自分もmixiやってたりしますが。。

僕も初めてCoD4をプレイした時は「恐怖」を感じました。飛び交う銃弾の中、銃弾を浴びるのが怖くて身動きが取れず物陰にひたすら隠れてましたから…

長年ゲームをやっていますが、「死ぬ恐怖」を感じたのはこのゲームが初めてです。

>味噌煮込みさん

コメありがとうございます。
そうです、恥ずかしながらブログ始めちゃいました。

CoD4初プレイ時の恐怖は異常ですよね。
しかしそれにももう慣れちゃった気もするので、ちょっとアレですけどw

またぜひ、オンでご一緒できるのを楽しみにしています。

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へきごと

Author:へきごと
はじめまして!
Xbox360ユーザーの、へきごと、と申します。
へたれゲーマーですが、勝ち負けより楽しさ重視で遊んでいます。
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